引っ越して3ヶ月
引っ越して3ヶ月が過ぎました。
2ヶ月目に比べると大きな変化はないのですが、住居、生活について考えを深めることが出来ました。
先月から考え続けてきたことが言語化出来た。
自分にとっての理想的な生活。
無理ない暮らしを制限ある場所でやってみたら面白いのではないかと。
完全に在宅での仕事で生活できるようになったので、いろいろなことを家の中で完結させたい。
大阪への引っ越しにあわせて、仕事をいろいろ整理しました。
今、仕事としては教えることが一番比重が高くなった。コロナウイルスの影響もあって、完全にオンラインで教えることに切り替えた。
で、仕事に関しては3月から家の中でしか仕事していません。
収入は下がったけど、固定費用は減らせたので、やれないことはないなと。
ただ、全然余裕はないので、もっとうまいことやり方を考えたい。
収入を増やすよりコストを減らしたほうが、変化に対応しやすいので自分の望む方向に近づけたと言えますね。
引っ越す前は、家で仕事をすることは想定していたんですが、ここまで家だけで生活するようになるといっそ家の中で完結できるようにしたら、毎日楽しいんじゃないかと思い始めました。
音楽も家で完結させる
以前の記事でも書いたんですけど、これは突き詰めたら面白くないかと考え始めました。
実際、MRさんとはずっとオンラインでコライトしてることになる。レコーディングも家でやってますしね。
勉強会や演奏を教えるのもオンライン。
外で演奏する機会は随分昔に比べて減ってしまってるんですけど、もういいかなと。
今更ギターアンプやエフェクターを持って移動するのは辛い。フルアコですら移動で持っていくのがきつくてソリッドボディに変えたくらいなのに、また車が必要になる暮らしは避けたい。
とはいえ、レコーディングだけでは瞬発力が鈍ってくる。それならLiveLoopingを配信するみたいな形ならどうだろうかと思い始めました。
自分は10年くらい前に、このスタイルをやっていて、ドラム、鍵盤、ベース、ギター、管楽器やMPC、ターンテーブルなんかを組み合わせてやっていました。
ルーパー使ったり、Ableton LIVEでやってたり、いろいろ試行錯誤しました。
当時は機材を運ぶだけで死にそうでした。Rhodesも実機を運んで腰を痛めたことがありました。黒歴史ですね…
でも、これ、いまやろうとしたら結構簡単に出来るはず。ドラムは処分したし、ギターとベースと歌だけで、後はAbletonPUSH2やAPC,Wholetone Revolutionの組み合わせでやれないことはない。
ドラムはAbletonPUSH2でやってもいいですしね。今の自分がやろうとしているのは生楽器の生演奏ではない。生演奏はするけれどエレクトロだから。
この狭いスペースでやったら制限があるからこそ面白いんじゃないかと。
NPRのTiny Desk Concertが面白いのは、普段のような大編成ではなくて曲を成り立たせようと工夫するから、曲そのものの本質が出てくるんじゃないかと。制限があることで工夫しますもんね。
まあ、Dirty Dozen Brass Bandみたいに、無理やりやるのもまたファンクですけど…
私が面白さを感じるのは生活と音楽が自然につながっている感じだからでしょうね。
体がきかなくなることを考えてずっと準備してきた。
撮影したり配信するなら、部屋も素敵なものにしようと思うかもしれないですしね。動画のノウハウも溜まると考えると楽しめるかなと。
家の中で過ごす時間が長いのだから、家の中を快適にすれば幸福度は上がる
快適な時間を長くする。不快な時間を減らす。あるいは両方やってみる。
ここまでは結論が出ていた。
疲労があると快適な時間も不快な時間になる。
この3ヶ月、家事全部やることと、仕事をオンラインに完全に切り替えること、コロナウイルスの対応でとにかく消耗した。すべてが例年と違うわけでやり方だったのもありますが、家事が本当に苦痛になってきている。
普段なら楽しめることでも全く楽しめない。これは疲労を減らすこともそうなんですが、自分のいる空間が快適なら疲労度も減るせるなと。
快適な場所にいるなら快適な時間は長くなる。その逆もまた真です。
今まで、いかに効率よく出来るかという観点でしか家の中のことは考えなかった。
デザイン性より何より使いやすさ。移動がめちゃくちゃ多かった時期は、デザイン性なんか考えている余裕はなかった。いかにコンパクトに必要なものをまとめるかということを考え続けてきた。
ちょっと、今自分が求めていることを整理するために書いてみます。
自分が部屋に求める基準
今の所わかってきたのは
- 2アクション以内ですべてのものがつかえるようにしたい。
- 視覚的にうるさいものは嫌だ
- ケーブルはできるだけ減らしたい
この3つです
とにかく何をやるにしても体が悪いと何かをやるための閾値があがってしまう。
どんなものでも上達したかったら、すぐ出来るようにすればいい。
音楽なら、すぐ録音できたり練習できたりすれば上達も早いですよね。
仕事終わってから機材をセットアップしてなんかやっていたら絶対に触らなくなる。
だから、ものはすぐ使える状態にしたい。
音楽に関しては徹底してこだわってきました。すぐ使える様になっている。
じゃあ、全部出したままにすればいいかというとそうではない。使わないときは目に見えないようにしたい。
そうすると気持ちを切り替えることがやりやすいんですね。
今のやり方だとデスク引き出したら音楽のモードに切り替わる。
私はシンプルさを好むので(ものは良いようですね…)、必要な機能が必要なときだけ見えるようにしたいんです。
視覚的にうるさいのがなぜ嫌なのか考えると、整理されてないから。
それって自分でコントロールできてないからということなんですよね。結局、主体性を失わないという自分の価値観とぶつかる。
なんで、かごを導入しました。
こういうやつ。
蓋ありのものでも良かったですね…
最終的に家具もいろいろ作ったり変えていこうと思って、まずあるものから使ってやってみてるんですが、食器が見えるのは好きじゃないということがわかりました。
私は頭がシンプルなので(単なるアホですね…)、カフェにいったらやたら籠があったので籠をおけばええやろという即物的な発想だったんですが、どうも木は好きなようですね…
1アクションに限定しないのは、1アクションだと視覚的にうるさくなることが多いことがわかったからです。
すべてが見えているのはどこに何があるかはわかるし、楽なんですけど、雑然とした状態は嫌なんですね。
2アクションまでなら私は許容できる。ちょっと油なんかシンクの下に入れたら、それだけでもちょっと気持ちがスッキリした。
視覚的にスッキリしてないと、集中力が削がれやすい。
最終的には、見せる収納をできるだけ使って1アクションで使えるようにするのが理想なんでしょうね。
タオル、ふきんを揃えた。
これは良かった。吸水性が良いのと、ちょっと色が和モノな感じで好みです。選択して分類するときも簡単になりました。
水切り器のところと、よく使うところにふきんをおいて、一日たったら洗濯することにしました。籠の上にあるものが水切り器のところにいって、新しいものをの上に掛けるということですね。
よく使う食器もこうすればホコリもつかないし見えない。一度決めたら考える必要ないですしね。
自動化出来てよかったです。視覚的にうるさくない方法を見つけて食洗機も買います…
それと大ヒットだったのはこれですね。
普通のタオルのサイズなんですけど、めちゃくちゃ吸水性が良いんです。バスタオル、干すのがだるいしスペースが取られる。これだとバスタオルがいらない。乾くのも早い。
女性だと髪を乾かすのにバスタオルがないと絶望という方もいると思うんですが、彼女はこれを頭に巻いてて事足りるみたいなので、洗濯がだるいという方にもおすすめです…
いくつかタオルも買って試して、自分にとってこれが良いというのが決まったので今度まとめ買いすることにします。タオルが家の中で揃うと、考える必要もないし、駄目なら買い足せばいいだけになるので面倒がなくなってよかったです。
まあ、ドラム式洗濯機買ってしまって乾燥させるんなら関係ないんですけど…
うちの場合は洗濯機の排水パンが小さいのでそのあたりも考える必要有りですね。
プロジェクターの導入
場所ごとに機能をもたせたら楽しくなると考えていて、寝室にプロジェクターが導入されました。MGさん、ありがとうございます…
テレビは見ないんですが、彼女はテレビを見る。仕事で疲れて帰ってきて、二人で息抜きできるの何かというと映画くらいかなと。寝る前に二人でGame of thronesを見てます。天井に映してみてます。
素晴らしいのが、これカメラ用の三脚がつけられるんですね。私は携帯用の三脚をつけて見られるようにしました。
J:COMの方のチューナーでNetflixやHuluも見られるんですが、プロジェクターまでつなぐとケーブルだらけで掃除がだるいので買いました。4Kにしたのは動作が速いらしいからです。立ち上がるのに時間がかかるってまったくもって時間の無駄ですからね…
このあたりはまたレビューしますね。
スピーカーはiLoudを使ってます。Bluetoothで部屋で音楽聞くのにも使えます。
収納についての知識がなかった
それなりに引っ越しもしてきているんですけど、ちゃんと収納について考えたことがなかった。
物を極限まで減らして、持ち運べる環境を作ることはずっと考えてきていた。
物を少なく、持ち運べることに関しては、これはもうほぼ完成していると思います。
引っ越して3ヶ月、仕事も大きく変わったけれど対応できた。そういう意味では今までやってきたことは無駄ではなかったですね。
でも、一箇所に長期間住むという発想がいままでなかったわけです。どこも仮住まいだから、持ち運べるものを高品質に、機能的にという観点でしか考えなかった。
でも、いま大阪に引っ越して、この環境が気に入っている。
自宅は田舎なので広かった。だから自宅にいるときには収納に気を使わなくてよかった。引っ越した大阪のマンションは今の自分にとって丁度いい。
これくらいなら掃除も楽だし、片付けるのも楽。
ここに長く住みたいなと思いました。収納もっと工夫したら更にスペースも増えるし、快適な空間になる。調べるといろいろ工夫している人がいるんですよね。そういう道具もたくさんある。
こういうやつです。そうしたら、もっとスッキリと掃除も楽で家事も楽。調理も楽になるかなと考えてます。
自分が使いやすい、理想とする空間にするにも絶対的な知識が足りなかった。とりあえずまず道具を買って実験してみる段階は終了したかな。
もっとこういうのがあれば良くなるというのを勉強していこうと思ってます。まだまだ空間も無駄遣いしているし、もっと使いやすいように出来るはずです。
この1ヶ月で改善したところ
- 庖丁(これもMGさんにいただきました。ありがとうございます…)
- 彼女とのカレンダー共有
- Zoomの安定運用
- 引っ越してきてずっと処分できなかった机を処分できた
- ギターのタッチ改善
- 調味料などAmazon定期便で自動化
- Alexaで波の音を使うと瞑想がうまく出来ることがわかった
- 体重を少し落とした
- ラーメン屋を開拓した
- ホルモン屋を開拓した
- 近くで何を購入すればいいかわかった
- ぬか床が安定してきた
- 掃除ルーチンの最適化
- 収納に関しての知識が増えた
まとめ
とりあえず、生活できる環境はもうできている。ちょっとずつ質をあげていくことですね。
一気にやってしまうことも考えたんですが、今までの経験上、一回目でうまく行ったことがない。
なので、しっかり記録して、何が快適で何が不快なのか。もっと考えていこうと思います。
特にキッチンなんかははじめに思っていたことと、生活して感じてきたことはだいぶ変わってきた。
どういう生活を目指しているか、言葉にできたらなと思ってます。
無理ない暮らしってのが自分が目指す生活と思っていました。
確かにそうなんですけど、もっと、快適さを求めるキーワードってないかなと思っているんですけど、何でしょうかね…
半隠居。これがしっくりくる気がしてます。半人前という言葉もいいなと思っていたんですけど、それよりイメージが明確です。
生活に無理がなくて、自分が好きなものや好きな人に時間を使える。
四季の変化に気づき、丁度いい量のご飯と酒、音楽と友人と読書。仕事はまあ控えめ。
前回も書いたんですけど、労働時間が自分にとってはもう長すぎる。
部屋の中と近所で生活が完結できるようになった。
快適な空間にいれば、快適な時間になるというのは当たり前なんですけど、今まで考えたこともなかった。ここからは半隠居で快適に暮らす準備をしていきたいと思います。
その前に収入増やさないと死んじゃいそうなんですけどね。考えます…
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