音楽用機材リスト2019
昔はハード中心で作っていたんですが、今は完全にPCベースとなりました。使うプラグインも決まってきている。
使用頻度なんかも含めて書いておきます。リストを作っておけば、どれが必要でどれが必要でないかもわかるはず。
ついブラックフライデーだと必要ないものを購入したりしてしまったりするんですが、自分の用途で必要ないものは処分したり、逆に必要なものは導入していこうと思います。
とりあえず、リストにするとこんな感じです。
- PC
- HDD
- SSD
- オーディオ・インターフェース
- モニター
- ヘッドフォン
- MIDIコントローラー
- ギター
- ギタースタンド
- マイク
- マイクスタンド
- 電源
MacbookPro2017
多くのトラック数を使うわけではないので、全然余裕で使える。
ブログを書くのも、こちらのマシンで書く様になった。
殆どのことがこれ一台でできるようになっているけれど、今後持ち出しすることは少なくなると思うので、引っ越したらiMacに入れ替えるかどうかは考えてみます。
サックスやボーカルの録音する機会が増えてきたので、次もノートのほうがいいかもしれない。
新しいMacbookProだと、Escキーがタッチバーでないのは、魅力的。ただ、事務処理もこれでやろうとするならPD付きのディスプレイもう一つ購入するするとか考えた方がいいかも。
16インチのMacBook Proも良さそうですね。メモリはKONTAKT音源やオーケストラ系統使うなら32Gあってもいい。MacBookProよりWindowsのほうが遥かにコストは安いんで、今後考えていきたいです。
追記:2020/01/23
考えてみました。ハブがうまく機能すれば、別にPDのディスプレイにこだわってるわけではないということが書いていてわかりました…
追記:2021/04/22
ここで考えたディスプレイに加えてもう一つディスプレイを加えた環境になりました。クラムシェルにしてデュアルディスプレイという環境ですね。
Ableton LIVE10
メインのDAW。Protoolsが一番長くて慣れていたけど、ループベースの音楽をやるようになってLIVE8くらいからメインのDAWに。独特の操作感ではあるのだけれど、ライブパフォーマンスから制作までできるという自由度の高さが魅力。
AbletonPUSHと組わせると異次元の操作性です。
Ableton PUSH2
メインのコントローラー。慣れると鍵盤的なプレイもできるし、ドラムの打ち込みから、PCDJ的ななことまで何でもできる。鍵盤使わなくなりました。
地味にサンプリングのコントローラーとしても優秀。ヒップホップ作るのにも使えるんだけれど、ヒップホップ作っている人で使っている人はあんまりいないかも。
初代PUSHから使ってきて、PUSH3が出ても買う。
オーディオインターフェースがついていたら、持ち出しに便利なんですけどね。
バスパワーで駆動できるけど、アダプタが無いと殆ど画面が見えない。
ライブパフォーマンスから制作まで何でもできる。これがないと何もできないです…
フットスイッチとサステインペダル両方ととつなげてます。
iLoud MicroMonitor
移動が多い時期に買った。
サイズからは考えられない音がする。低音もはっきり見える。ベースの量感みたいなのもボリューム出せば十分わかる。モニターとヘッドフォンを持ち運べたので、ミックスはだいぶ楽になった。
定位はめっちゃ分かる。小さい分、スイートスポットは狭いけど、耳の位置に設置しやすい。
改善するとしたら、ヘッドフォンとミックスのときの差をなくしたい。ARCも使ってるけど、友達のエンジニアがSonorWorksを勧めてくれていたので、導入したいと思います。
BabyFacePro
TotalFXが便利。サンプリングすることも多いし、Loopbackもフル活用している。あと外部のアウトボードに通したりするようなこともできるルーティングの柔軟さも魅力。
まあ、もうアウトボードは使わないんですけど…
音質が良いとはよく言われるているけれど、一番のメリットは安定性かも。フロアノイズの少なさは生楽器録音するときにも重宝してます。
Firefaceより軽いから購入した。生ドラムをとったりするなら、もっと入出力があるものを買うけど、自分はせいぜい、ギターとボーカル、サックスしかとらないからこれでOKです。
入出力もRMEのもので拡張出来るから、生楽器をもっと録音することになってもRMEで揃えた方が便利そう。
次も買うならRME製品買います。
SENNHEISER HD599SE
最近良く使っているヘッドフォン。MDRCD900STが一番慣れているんだけれど、流石にローが見えやすいヘッドフォンじゃないとミックスができない。
とはいえ、BabyFacePROはヘッドフォンアンプとしても優秀で、MDRCD900STとは思えないくらいローがわかってびっくりした記憶が。
開放型のヘッドフォンだと、疲労感が少ないのがメリット。
iLoudMicroMonitorだと音量出さないとベースの量感や808のディケイ部分なんかは見えないけど(あのサイズで、それなりに見えるのはちょっと驚異的なんですが…)、これなら防音がないところでも使える。
ちょっと低音がブーミーなところがあるように思えたんだけど慣れたらそんなことなかったですね…
MDR-CD900ST
今やっている音楽にあっているかというそういうわけではないけど、これで育ったというのもあって、とりあえず、ヘッドフォンの基準になってますね。
ノイズを確認したり、リバーブのテール見たりするのはこれでやるのが得意。複数のヘッドフォン使って、ミックスして、最後はちゃんとしたモニター環境あるところでミックスやってもらうのが自分では一番良いのかなと。
最近視聴した中では、HPH-MT8が素晴らしかった。
定位がとにかく素晴らしい。今のクリアなローエンドが要求されるような音楽やるにしても対応できるし、来年は入れ替えかな。本当はヘッドフォンも一つで制作できたら良いけど、難しいか。
Fender Telecaster
ここ数年で箱物をやめて、一本のギターでやってきたけど、もう少し軽くてローアクションにできる物があるといいかな。
ネオ・ソウル的なものをやるときにアームが無いから、ネックベンドばっかりしていて、そのうち壊れそうで不安。
アームはなくても良いけど、あったらネオ・ソウル的なギターをやりやすいだろうな。
Starndbergが良いかと思ったけれど、ファンド・フレットが自分には合わなかったです。
いいギターがあったら入れ替える。
ギター中心の音楽をやるわけではないけれど、ギターをレコーディングする機会が今年の後半から増えて、ちょっと心もとない。
もう、弾きやすく維持するのにコストが低いものにしていかないと駄目なんでしょうね。古いデザインのものが好きだし、古い楽器が好きだけど、もう、若くないんだからそこは実利をとっていけるようにしたいですね。
Nektar PACER
MIDIフットコントローラー。ライブパフォーマンスするときにはこの剛性は安心だけど、省スペースという観点からはあんまり良くないかも。
MIDIノート複数吐き出したり、アンプ制御できたりして、面白いんですが、重いです…
普段はエクスプレッション・ペダルを接続してAmplitubeのコントロールやセッションビューのコントロールに使ってます。
Softstep2のほうが今の自分の用途にはあってるかもしれない。
マイク
AT4050が壊れて、今あるのがSM58のみ。
ボーカリストに歌って貰う場合は外のスタジオで録るから問題ないといえば問題ない。
けれど家でボーカルを取る環境になったり、アコギ録ったりするならならあったほうが良いのは間違いないです。まあ、でも今は急ぐ必要ないかな。
プラグインなど
- FabFilter各種
もう、これがないと何もできない。特にPro-Q3は全トラックに挿すくらい使った。
サージカルな用途にも使えるし、オーディション機能やDynamicEQなど、生楽器を扱う上で、味付け系統のEQと併用する形で必ず使った。
PRO-Q3になって、BrickWallモードができて、スパッと切れるEQもなった。
Pro-C2も昔のWavesのRenaissanceCompなみに使いました。
かぶりを視覚的に見えるだけでもこれだけ帯域整理できるのが楽だとは思わなかった。もちろんiZotopeでも同じことできるんだけど、ショートカットキーを含めて操作性抜群です。
- Waves各種
もう、アップデートしようと思わないが、2019年後半から生楽器のレコーディングが増えて、SSLやAPI560、BassRiderやVocalRiderは大活躍した。あとCLA-76。あれだけリリースが早い76系統はあんまりないし、スネアの音作りなんか、生楽器系統だと使いまくりました。
今となってもっと良いものもあるんだろうだけれど、使い慣れているのは大きい。
SSLは、Wavesの最高傑作かもしれないとあらためて思いました。
80年代ファンクギター的な音色を作ったりするのも簡単。コンソールにそのまま挿していた時代の音なんかは、アンプシミュレーターでは作るの難しいけど、これは簡単です。
ゲートもエキスパンダーもあるし、ディエッサー的に使ったり、やっぱり便利ですね。
あと軽い。あと、バスコンプはドラムやステムに使うと安心感がある。
LIVEのGlue Compressorも結構良いんですけどね…
ただ、エンジニアの友達のところでSoftubeのを触らせてもらって、Console1と組み合わせてつかたら快適だと感じました。アナログで育っているんで…
まあ、でも機材は増やしたくないのと、Protoolsはもう自分では使わない方向なので、Abletonにネイティブ対応したら考える。
- T-racks
1176ではこれも好き。CLA-76とは結構キャラは違って、サチュレーションの感じはこっちのほうが好きです。
それとレズリー。
StealthCompも好きだったけど、Fabfilterで全部まかなえるようになった。ビンテージものならUADのほうが良いのかもしれないけれど、物を増やしたくないことを考えるとやっぱりプラグインですかね。
- Komplete Ultimate
12にアップデートはしなかった。Session HornsとBatteryが一番使ったけど、自分の曲ではほぼ使わなかった。ただ、データのやり取りには使うのと、マルチ音源として使ってる感じですね。
- Amplitube
BIASも素晴らしいんだけれど、自分の好みは圧倒的にAmplitube。ギターサウンドも限られたものしか使わないから、これ以上買う必要もないか。
- MODOBASS
移動が多いときに、ベースは持っていけなくてこれを使っていたけど、エレクトリックベース系統の音源としては最高かも。ただ、ベースが弾ける環境なら、自分で弾いたほうが良いかもしれない。
- Omnisphere
- Trillian
- Keyscape
SpectraSonicの使用頻度も下がった。Trillianも使わなかった。ほぼMODOBASSしか使わなくなったし、Omnisphereを使うより、Syntronikを使うことが多かった。
自分がヒップホップ、R&B,ソウル、ファンクをやるから、アナログシンセでビンテージ系統のものを使う傾向があるからだろう。
KeyscapeもRhodesは素晴らしいんだけれど、プリセットでダーティな音色のEZkeysの使用頻度が跳ね上がった。
ただ、メロウなものやりたいときにはKeyscapeかな。
- Ezkeys
作曲支援系のものは全然使わないのだが、プリセットが古い音で最高。
まさかKeyscapeより使うようになるとは思いませんでした。Wurlitzerの音が最高だった。
- Syntronik
オシレーターはなくてサンプル。
フィルターがモデリング系統というタイプのシンセだけど、これもプリセットが強力だった。
プリセットもまだ全部聞けてませんけど、検索が優れているんで、好みのものを見つけるのはそんなに難しくないです。
70年代、80年代風のファンクやソウルで使われた音色ならプリセットから微調整でかなりまかなえる。Mono/Polyなんかの音色も新しく出たから、そういう音色が必要なら買っても良いかも。
- BFD3.0
生ドラムの精緻な打ち込みなら良いのだけれど、ほぼそういう機会がなかったけど、今後は増えるかもしれない。
- Addictive Drums2
Ableton LIVEでDrumrack化してあるので多用した。MIDIラーンが簡単なのとPUSHで使うのが簡単です。
- EZdrummer2
多用した。Southern EZXが古いソウル、ファンクサウンドで最高だった。
EZXが使えるなら、SupeirorDrummerに切り替えても良いかも。別に操作系が好きなわけではないので。
- Session Drummer
全く使わなかった。Maschineを持っていたときは使ったが、打ち込みでは使わないかも。
- Melodyne
大活躍した。
ピッチ修正もそうだが、サックスのタンポの音など、ノイズを消すのにも有用だった。タイミング修正など、波形編集でやるのより何百倍も早い。
AbletonのAudio To MIDIもいいが、専用のソフトもMelodyneほど高機能ではないし、自然さはAutotuneよりずっと上に感じる。
自分はEditorを使ってるけど、コーラスアレンジをすることが増えるなら、Studioにアップグレードしても良いかもしれない。
Melodyneに関してはまだまだ使いこなせていないところがあるので、もっと量をこなして訓練する必要ありますね。
- Autotune
全く使わなかった。
生楽器の補正ならMelodyne使うし、WavesのTuneも自然に修正してくれる。というか、ピッチ修正で自然な形でやりたいときにはMelodyneで自分は充分なんでしょうね。
Autotuneならではの使い方を自分がしないですし。ケロケロさせるなら、ボコーダー使ってもできるし、自分がそういう使い方しないだけですね。
- Softube TAPE
TAPEエミュレーター系統はこれしか使わなくなった。ドラム・ベースなどに挿すと重心も下がるし、まとまる。
- iZotope各種
OzoneもNeutronもNectarも持っているんだけれど、一番使ったのはRX7。どうしても自宅の貧弱な環境ではノイズが入る。そういうときに重宝した。
Ozoneはプリセットでこうやってマスタリングするのかと自分と全く違う観点を見るのに役に立った。とはいえ、全然Ozoneのマスタリングは自分の好みではない。いかに自分の好みが世間と乖離しているのを実感しました。
NeutronはAI部分はほぼ使わなかった。
トラック数が少ないので、assistant機能は使わなかったけど、多かったら大活躍すると思う。
ミックスで一番面倒くさい、ボリュームを揃えるようなのにはすごく便利。
そこからたたき台にすれば良いわけだし。
ボーカルの処理は、メロダインで下処理して、VovcalRiderである程度ならしてから、オートメーションを書いていくという自分なりの流れができた1年だった。ここからはMelodyneの使い方を上達させたい。
iZotopeはどれも簡単に使えるので、学習用には良い。
プラグインはPluginBoutiqueで購入することが多くなった。
プラグインの箱があっても邪魔だし、IKみたいな購入後180日たったら、再ダウンロードに料金を取られるという仕様でないなら、全部ネットでも問題はない。
シリアルナンバーの管理なんかを考えると、ソフトならほとんどダウンロード版でいくことにする。
まとめ
ほぼ必要なものは揃ってますね…
2019途中からは生楽器を使う機会が増えました。
プラグインよりむしろギターの方が必要かもしれないと思うようになってきました。あと、ベース。
あと、生楽器を使うようになったことで、補正用のプラグインの必要性が上がった。
とはいえ、ここからほしいプラグインってないんですよね。あえて言うなら、サチュレーション系統くらいですかね。
UADの導入も手なんですけど、そうなるとシステムが大掛かりになる。
ライブ・パフォーマンスするなら、マルチがあったほうがいいかもしれない。
PCベースでできなくはないんですけど、負荷が大きいことを考えるとAmplitubeを使うよりはいいかなと。
マイクに関しては、歌や生楽器を録音するなら、コンデンサーマイクはは欲しい。
AT4050はかなり使い慣れていたので、また購入すると思います。
省スペースを考えてきたんですけど、作業効率考えるとなるとベースはあったほうが早そうですね。ここ数年は打ち込んだほうが、修正しやすいだろうと思っていたのだけれど、実際修正することは殆どなかった。
訛りを表現するのに演奏したほうが早い。
ただ、なくても作れないわけではないですから、今ある道具をいかにうまく使うかを考えたい。機材やプラグインは増やしたくない。音楽を作ることより機材やプラグインの使い方を学んでいるのに時間を使いたくないんですよね…
また一年後に振り返ってみます。
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